ケーススタディ2として、相続税が発生する場合、法人を設立して資産移転させ、相続税を軽減することを目的とした手法があります。
このケースでは、ひとり息子の設定です。
ケーススタディ2
- 息子に法人を設立させ、親の土地にある賃貸建物を購入。
- 購入資金は、親が貸します。
- 賃料収入で、親への返済もおこないます。
- 暦年贈与の活用を行い、息子への財産移転も行います。
- 相続発生後は、会社が土地を登記。
詳細は長くなるので省略していますが、目的としては、節税を考えながら、息子の会社に土地も建物も継がせる形になります。
会社は、息子のひとり会社でも大丈夫ですが、父親や母親が役員になっても問題ありません。
会社は息子が所有しているので、のちのちに会社を解散すれば、息子個人が土地も建物も所有することになります。
ただ上記は譲渡税の話は割愛してあり、事前にきちんとした不動産活用の計画がないと節税にならない場合もあります。
必要な要因や条件がありますので、詳細はご説明させていただきます。
法人になじみがない方も多いかもしれませんが、今の時代は資本金もさほど不要なので、それほど身構える必要はありません。(ただし知識は必要とされますが。。。)
法人は、メリットを出せば節税対策としては大変有効ですので、活用されることを検討されても良いかも知れません。